C言語の標準ヘッダerrno.hについて記述しています。errno.hは、エラーの報告に関するマクロを定義します。errno.hは、ライブラリ関数内でのエラー発生を検知するために必要なヘッダです。
errno.hは、C言語の標準ヘッダです。エラーの報告に関するマクロが定義されています。それらは以下のものです。
名称 | 内容 |
---|---|
EDOM | 定義域エラー。 |
EILSEQ | 多バイト文字の不正な並び。 |
ERANGE | 値域エラー。 |
errno | エラー番号を示すマクロ。 |
EDOM、EILSEQ、ERANGEは、正の値をもつint型の整数定数式に展開されます。errnoは、int型の変更可能な左辺値に展開されます。
errnoは、プログラム開始時に0で初期化されます。そして、ライブラリ関数はerrnoを0には設定しません。したがって、errnoを使ってエラーを検知しようとする時には、ライブラリ関数を呼び出す前にerrnoを0に設定しておく必要があります。