C言語の標準ヘッダfloat.hについて記述しています。float.hは、浮動小数点型のいろいろな特性を表すマクロを定義します。float.hは、プログラムが浮動小数点を扱う際に必要となるヘッダです。
float.hはC言語の標準ヘッダです。浮動小数点型の特性を定義します。定義されているマクロには以下のものがあります。
名称 | 内容 |
---|---|
DBL_DIG | double型の浮動小数点数に丸めることができ、それを正確に元の10進数に戻すことができるけた数。 |
DBL_EPSILON | double型で表現可能な1より大きい最小の値と1との差。 |
DBL_MANT_DIG | double型の浮動小数点数の仮数部のけた数(基数はFLT_RADIX)。 |
DBL_MAX_10_EXP | double型での指数部の上限値(基数が10)。 |
DBL_MAX_EXP | double型での指数部の上限値(基数がFLT_RADIX)。 |
DBL_MAX | double型の最大値 |
DBL_MIN_10_EXP | double型での指数部の下限値(基数が10)。 |
DBL_MIN_EXP | double型での指数部の下限値(基数がFLT_RADIX)。 |
DBL_MIN | double型の正の最小値。 |
DECIMAL_DIG | 処理系がサポートする最大の精度をもつ浮動小数点型の浮動小数点数は、このけた数の10進数の浮動小数点数に丸めることができ、それを正確に元の値に戻すことができる、そのような10進数のけた数。 |
FLT_DIG | float型の浮動小数点数に丸めることができ、それを正確に元の10進数に戻すことができるけた数。 |
FLT_EPSILON | float型で表現可能な1より大きい最小の値と1との差。 |
FLT_EVAL_METHOD | 浮動小数点演算等の精度の評価形式。 |
FLT_MANT_DIG | float型の浮動小数点数の仮数部のけた数。 |
FLT_MAX_10_EXP | float型での指数部の上限値(基数が10)。 |
FLT_MAX_EXP | float型での指数部の上限値(基数がFLT_RADIX)。 |
FLT_MAX | float型の最大値。 |
FLT_MIN_10_EXP | float型での指数部の下限値(基数が10)。 |
FLT_MIN_EXP | float型での指数部の下限値(基数がFLT_RADIX)。 |
FLT_MIN | float型の正の最小値。 |
FLT_RADIX | 指数表現における基数。 |
FLT_ROUNDS | 浮動小数点の丸めモード。 |
LDBL_DIG | long double型の浮動小数点数に丸めることができ、それを正確に元の10進数に戻すことができるけた数。 |
LDBL_EPSILON | long double型で表現可能な1より大きい最小の値と1との差。 |
LDBL_MANT_DIG | long double型の浮動小数点数の仮数部のけた数。 |
LDBL_MAX_10_EXP | long double型での指数部の上限値(基数が10)。 |
LDBL_MAX_EXP | long double型での指数部の上限値(基数がFLT_RADIX)。 |
LDBL_MAX | long double型の最大値。 |
LDBL_MIN_10_EXP | long double型での指数部の下限値(基数が10)。 |
LDBL_MIN_EXP | long double型での指数部の下限値(基数がFLT_RADIX)。 |
LDBL_MIN | long double型の正の最小値。 |