C言語の標準ライブラリstrtoldのリファレンスです。
概要 | 文字列をlong double型に変換する。 |
ヘッダ | #include <stdlib.h> |
I/F | long double strtold(const char * restrict nptr, char ** restrict endptr); |
戻り値 | 変換した値。変換不可能ならば0。 |
詳細 | strtold関数は、文字列nptrをlong double型の表現に変換する。文字列中に変換不能な文字があった場合は、その文字列へのポインタをendptrに格納する。ただし、endptrに空ポインタが指定されていたら、格納しない。指定可能な文字列の形式は次の通りである。 1)空でない10進数字列とそれに続く省略可能な指数部。 2)空でない16進数字列とそれに続く省略可能な2進の指数部。 3)INF又はINFINITY。 4)NAN又はNAN(n文字列)。 それぞれの先頭には符号(+又は-)を付けることも可能である。また、空でない10進数字列と空でない16進数字列は小数点文字を一つだけ含んでもよい。 strtold関数は、正しい値が表現可能な値の範囲外の場合、正又は負のHUGE_VALLを返却する。このとき、errnoにERANGEを格納する。正しい値がアンダーフローを起こす場合は、long double型で最も小さな正規化された正の数以下の絶対値をもつ値を返却する。 |