C言語の標準ライブラリwcstoulのリファレンスです。
概要 | ワイド文字列をunsigned long型に変換する。 |
ヘッダ | #include <wchar.h> |
I/F | unsigned long int wcstoul(const wchar_t * restrict nptr, wchar_t ** restrict endptr, int base); |
戻り値 | 変換が可能ならば変換した値。変換不可能ならば0。 |
詳細 | wcstoul関数は、ワイド文字列nptrを、基数をbaseとしたunsigned long型の表現に変換する。 基数baseに指定できる値は、0又は2〜36である。baseが0の場合、ワイド文字列nptrの先頭が0なら、ワイド文字列を8進数とみなす。ワイド文字列の先頭が0x又は0Xならば、16進数とみなす。それら以外なら10進数とみなす。 baseに2〜36を指定した場合は、その数が基数になる。ワイド文字列nptrにおいてa(又はA)〜z(又はZ)のアルファベットは10〜35までの値に対応する。 ワイド文字列nptrの先頭には符号(+又は-)をつけてもよい。 変換後、endptrが空ポインタでなければ、末尾の文字列へのポインタをendptr格納する。ワイド文字列nptrが空であるか又は認識可能な形式でないなら変換は行わない。このとき、endptrが空ポインタでなければ、nptrの値をendptrに格納する。 変換した結果の正しい値が表現可能な値の範囲外の場合、wcstoul関数は、ULONG_MAXを返却する。 また、errnoにはERANGEを設定する。 |