文化圏固有動作とは、文化や言語の地域特有のルールに依存する動作のこと。文化圏固有動作には、時刻と日付の形式等があります。C99に記載の文化圏固有動作を列挙してみます。
文化圏固有動作とは、国家、文化、言語の地域特有のルールに依存する動作のことです。その動作は処理系によって文書化されます。C言語の標準規格であるJIS X 3010:2003(ISO/IEC 9899:1999)では、次のように定義されています。「国家,文化及び言語の地域規約に依存する動作であり,各処理系がその動作を文書化するもの。」例としては「islower関数が26種類のラテン小文字以外の文字に対し、真を返すかどうか」等があります。
文化圏固有動作に依存するプログラムは、移植性の低いプログラムといえます。文化圏固有動作を把握しておくことは、プログラムの可搬性を高めるために重要でしょう。
文化圏固有動作を、C言語の標準規格であるJIS X 3010:2003(ISO/IEC 9899:1999)の「附属書J 可搬性」を参考に列挙してみましょう。